ヴィッセル神戸の試合を見に行ってきました!|そうまハウスサッカースクール|サッカーで夢を掴もう!未来のリーダー育成サッカースクール

2019/05/17 (金)

こんにちは!

だんだんと夏に近づいてきて暑くなってきました。

水分補給をまめに行い熱中症にならない様に気をつけていきましょう。

先日5月12日にヴィッセル神戸対鹿島アントラーズの試合を観に行きました。

僕はヴィッセル神戸の年間パスを持っているのでホームゲームは毎回試合を観に行っています。

結果は0-1で負けてしまいヴィッセル神戸はリーグ戦6連敗となってしまいました。

ヴィッセル神戸は17日にファン・マヌエル・リージョ監督から吉田孝行監督に変わりました。

まだ結果は出ていませんが早く長いトンネルを抜けて勝利を掴んで欲しいと思います。

その中でも前半17分の鹿島アントラーズのセルジーニョ選手(18番)の得点シーンを僕なりに解説をしてみたいと思います。

この試合を観戦された方やテレビなどでハイライトを見られた方もおられるかと思いますがヴィッセル神戸のフォーメーションは4-3-3で真ん中3枚は逆三角形に配置されていました。

一方、鹿島アントラーズは4-4-2のフォーメーションで真ん中ボランチの位置に2枚、両サイドに1人ずつ配置されていました。

シュートシーンは鹿島アントラーズの白崎凌兵選手(41番)からヴィッセル神戸の宮大樹選手(15番)と三原雅俊(24番)の選手の間に浮き玉パスがきて鹿島アントラーズのセルジーニョ選手(18番)が右足でループシュートのようなシュートがゴールに入りました。

一連の流れで僕が注目したことはセルジーニョ選手のシュートではなくシュートをする前のパスまでの流れに注目しました。

ゴールまではわずか3本のパスしかありませんでした。

まず1本目はセンターバック犬飼智也選手(39番)からサイドバックの安西幸輝選手(22番)に浮き玉パスです。

犬飼智也選手(39番)はパスを出す前に少しドリブルでボールを運んでいます。

対峙する古橋亨悟選手(16番)がボールを奪いに来ず安西幸輝選手(22番)へのグラウンダーのパスを警戒した為だと思います。

また浮き玉パスにした理由は相手のウィングとサイドバックの間(画像の紫の四角形のところ)でパスを受けるためと対峙するヴィッセル神戸の古橋亨悟選手(16番)の特徴である足の速さを牽制するため(グラウンダーだと縦を切られることと奪われてカウンターを受けるかもしれない為)だと思います。

次に2本目は安西幸輝選手(22番)から白崎凌兵選手(41番)へのグラウンダーのパスです。

このパスの前に注目すべきところは白崎凌兵選手(41番)のパスを受けるまでの動き出しとパスをもらったポジショニングです。

ヴィッセル神戸のフォーメーションは4-3-3で真ん中が逆三角形だったことを思い出してください。

この試合ではセルジ・サンペール選手(6番)がその逆三角形の頂点、その前に三田啓貴選手(14番)と山口蛍選手(5番)が位置しています。

しかしこのまま守備をするとセルジ・サンペール選手(6番)の横側にスペースがあることが分かるかと思います。(画像の青い四角形のところ)

そのため守備時は逆三角形から山口蛍選手(5番)をセルジ・サンペール選手(6番)の横に、その2人の前に三田啓貴選手(14番)を配置した正三角形に配置転換を行なっていました。

白崎凌兵選手(41番)がパスを受けた場所はセルジ・サンペール選手(6番)と大崎玲央選手の間(25番)かつバイタルエリアと呼ばれるボランチとセンターバックの間のスペースです。(画像の黄色の四角形のところ)

サッカーでは相手の選手の前でボールを受けるよりも相手選手のいないところでパスを貰った方が得点のチャンスになりやすいです。

その中で最もチャンスになりやすいところがバイタルエリアです。

なぜならバイタルエリアにボールがあれば自分でシュートを打つことが出来ますし、味方が走っていれば相手の裏にもパスを出せばゴールキーパーとの1対1の場面に持っていくことが出来るからです。

なのでこのバイタルエリアでパスを受けるためには一工夫しないとパスを受けることが出来ません。

白崎凌兵選手(41番)はパスを受ける前にセルジ・サンペール選手(6番)に少し体をぶつけてから空いているスペースに走りだしてパスを貰っています。

体をぶつけることで自分がパスを貰うことが出来るスペースを確保することなおかつ前(ゴール方向)を向いてパスを貰うことが出来ます。

この一工夫がとても大きかったと思います。

そして3本目のパスです。

このパスはセルジーニョ選手(18番)への浮き玉パスです。

パスを出した白崎凌兵選手(41番)のファーストタッチでターンをして前を向けたこととセンターバックとサイドバック(画像のオレンジ色の四角形のスペース)を狙った素晴らしいパスだと思います。

ターンからパスまで時間をかけていない為相手選手はマークの受け渡しが出来なかった様に思います。

今回は鹿島アントラーズのゴールシーンを解説しました。

解説をしてゴールまで3本のパスですがパスの1本にも意味があることを改めて学びました。

プロの試合ですが年齢問わずサッカーというスポーツは奥が深く僕自身改めてサッカーが好きになりより深くサッカーを学びたいと思いました。

子供達もスクールでの練習の中でサッカーが楽しいスポーツだと言うことやサッカーを今よりも興味を持って好きになって欲しいと思いました。

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